住宅の不同沈下・地盤改良、自然災害による住宅被害の復旧工事等、住宅の基礎地盤の全てのご相談に応じます。WASC(ワスク)は住宅の基礎と地盤の専門会社です。

そこに住む人を守りたい

基礎塾

塾長高森が46年間の成功と失敗の経験を渾身の力を込めて教えます

基礎塾のご案内

専門家コース
実践的な住宅基礎地盤を分かり易く学べるのはWASC基礎塾だけ
すでに970名の卒業生が活躍されています。
 

30数年前は地盤調査も地盤補強もあまりなされていませんでしたので、多くの住宅が不同沈下しました。
その後の阪神大震災以降、地盤調査は当たり前となり、地盤補強も多く実施されてきました。
しかし2011年の東日本大震災では、近年建築された建物の上屋の被災は比較的少なく、敷地の沈下変形による被災が顕著でした。
このことは住宅の地盤に生きる我々にとっての大きな課題です。
基礎塾は長期(常時)と共に短期(自然災害時)をも視野にいれて、そこに住む人々に長く安心して住んでいただくための地盤技術者育成の勉強の場,実践道場を目指しています。
近年は戸建て地盤の専門書も増えてきましたが、
基礎塾は、文献に記載されていることを繰り返し説明するのではなく、
長年の実務からの成功、失敗の経験を元に、分かり易く、すぐ役立ち、
かつ関わる者の心に問いかける実践道場、これが基礎塾です。

インフォメーション

基礎塾も今回で第11回を迎え、新しい内容・講座を設け、充実した内容としました。
多くの皆様方のご参加を心よりお待ちしております。

第11回 基礎塾がめざすもの

1:4月〜11月開催 見学会も開催します
来春からの消費税に伴い、本年末は繁多が予想されますので、11月閉講で計画しました。また昨年実施しました現場見学会をオプション講座として、次の通り開催します。
・東京会場 千葉県浦安市における既存敷地での格子状地盤補強工事
・大阪会場 見学先を検討中です。決まり次第ご案内させて頂きます
2:未経験者でも理解し易い基礎塾
毎回、新入社員や他業種から転職の方々等に沢山受講して頂いています。これらの方々にも理解し易く、面白い講座、これを今回も目指します。SWS試験が主の住宅地盤で、難しい解析や計算は極力避け、実物あるいは模型での理解に重点を置きます。
3:実際の事故事例に基づいて「不同沈下防止」を解説します
  • 今回も「盛土地盤」を取り上げ、SWS試験での調査と考察のコツを解説します
    近年、住宅の不同沈下事故は少なくなっているように言われていますが、弊社に届く紛争内容・件数から、まだまだ安心できる状況ではありません。
    不同沈下事故の原因の多くは盛土にあり、盛土荷重による旧来地盤の沈下、もしくは盛土自体の収縮による地盤沈下です。このうち後者が事故原因の多くを占めているにも関わらず、全く考えていないのが現状です。SWS試験での盛土地盤の地盤調査とその判断について解説します。
  • 事故例の中から施工の不備を解説します
    「地盤補強した建物が不同沈下」という事故があります。いずれの地盤補強工法にも、品質確保のための大事なポイントがあり、それが軽視結果です。事故例と起因者の賠償事例を解説します。
4:地震に対する備えを解説します。
2014年、2015年と国交省から液状化対策が発せられましたが、戸建て住宅では、その内容に沿った地盤調査、対策がなかなか実施できないのが現状です。しかし、何もしなければ再び大きな被害を蒙ります。
液状化が発生する地盤条件と共に、多くの人々が負担できる費用の中での液状化対策を解説します。
5:基礎塾卒業生の再受講希望に応えます
卒業生は既に970名を超えており、この方々からの「もう一度受講したい」との声に応え、再受講の方々を受講料半額にて歓迎します。

大阪、東京の2会場で開催します。

第11回基礎塾を次の通り開催します。

開催場所・期間・時間

会場 施設名 最寄り駅 開催期間 実演時間 講座時間
大阪 茨木市
福祉文化会館
JR東海道線
茨木駅
2016年4月~11月
各月1回 全8回
10:00~12:00 13:00~16:30
東京 戸田市文化会館 JR埼京線 
戸田駅
9:30~11:00 12:00~16:00

講座内容

会場と開催日 講座名 講座内容 客員講師
大阪 東京 実演 座学のキーワード
4/13
(水)
4/20
(水)
1:不同沈下は罪である
  • 実演無し
  • 確認試験を実施
  • 不同沈下防止のためのポイント
ジャパンホームシールド㈱ 大和眞一氏 (戸建て住宅における不同沈下の実態)
不同沈下の実態と
原因、代償
5/26
(木)
5/13
(金)
2:不同沈下を防ぐ
  地盤調査
  • 標準貫入試験
  • SWS試験
  • 平板載荷試験他
  • 地盤調査=
    資料調査+機械調査
  • 地盤推定断面図の描き方
 
6/15
(火)
6/21
(火)
3:敷地自体の
  沈下変形を見抜く
  • 実演無し
  • 擁壁背面土の収縮
  • 宅地造成
 
7/13
(火)
7/21
(木)
4:不同沈下対策工法
(1)表土を固める
  • 表層改良
    溝状表層改良、
    飛散防止改良材
    改良土の採取、
    アルカリ反応の確認
  • 土のう工法・擁壁
    実物展示にて説明
  • 設計基準強度と管理強度
  • 版築と現在の工法の比較
コングロエンジニアリング㈱ 石田哲也氏(MS工法)
8/中旬 8/23
(火)
(2)深部まで固める
  • 回転貫入鋼管杭
    継手 (現場溶接・機械式)、載荷試験他
  • 柱状改良工法  
    柱状改良、芯材柱状改良、どんぐりん、深部改良土の採取、アルカリ反応の確認他
  • 柱状改良は品質確保が難しい
  • 設計基準強度と管理強度
  • 盛土の途中では効果がない
㈱トラバース大阪会場:松田強氏 東京会場:渡辺氏又は相沢氏(タイガーパイル他)
9/中旬 9/16
(火)
(3)深部の硬質地
   盤に届かせる
  • 実演無し
    (8月に柱状改良と合わせて実施)
  • 地山に貫入させて初めて信頼できる
  • 抜け上がりが生じるのがOKの証
旭化成建材㈱
國松論氏(CSV工法)
(4)自然災害と
   地盤改良工法
  • 自然災害と地盤改良の適否
  • 土砂崩れで命を救う
10/
中旬
10/
下旬
(5)液状化対策工法
   を考える
  • 砕石工法
  • 液状化被災と対策
  • モードセル工法
ハイスピードコーポレーション㈱
堀田誠氏(砕石工法)
11/10
(木)
11/17
(木)
修了式・記念講演会 (注)内容・会場は変更の可能性があります   
講師:高森洋  藤井衛先生(東海大学建築学科教授)
9・10月頃開催予定
現場見学会〈開催予定時間〉13:00~16:30
 大阪) 内容検討中
 東京) 格子状地盤改良@浦安市(前田建設工業㈱)
(注1)上記講座とは別の希望者のみ参加のオプション講座として開催予定です
(注2)詳細は内容が決まり次第改めてご連絡致します(8月上旬までに決定予定です)
(注3)見学会のみ参加も可能です
  1. 今年度より全8回の講座に変更致しました(昨年度は全9回)
  2. 大阪会場の6月以降、東京会場の9月以降の日程は、決まり次第ご連絡致します。
     ただし、藤井先生のご都合に合わせ、11月の講座については決定です。
  3. 講座の内容は、変更・入れ替えの可能性があります。
  4. 大阪・東京いずれの会場でも受講可能です。
  • 長年の経験に基づく水際の技術を話せるのは塾長だけ  
    予算に限られた戸建て住宅に対して、建前だけを説明せず、受注金額の中で事故を起こさない水際の技術を説明
  • 開講日と最終講座に確認試験を実施、また毎月の講座で宿題を出すことで自身の不明点と知識習得を確認

受講費用

毎月の各講座は連動しております。このため部分講座の受講は理解し辛いのが今までの実情です。全ての講座を受講されることをお奨めしますが、部分講座の受講でも構いません。

1:受講費用
詳しくは「受講費用一覧」をご覧ください。»受講費用一覧(PDF)へ
2:受講費用の割引特典
  • 今回初めての方
    下記のいずれかに該当の場合は、受講費用を講座毎に1,000円割引します。但し、重複の割引はできません。
    (イ) 全講座受講のお申し込みを頂き、第1回目の講座までに全額をお振込み
       頂ける方
    (ロ) 次に該当する方、会社の社員
      ・WASCパイプフォームをお買上げ頂いている会社
      ・改良体の一軸圧縮試験をご用命頂いている会社
  • 再受講の方:半額とします。
  • 学生の方:各講座3,000円(テキスト代含む・税込)、記念講演1,000円とします。
  • 無料受講の特典
    受講費用を先にお振込の方で、講座を欠席された場合には、翌年に限り受講費用免除で受講できます。
    第10回で欠席された方で再受講をご希望の方も、受講申込書でお申込みください。
    »受講申込書(PDF)

受講のお申し込みとお支払い

1:お申し込み方法
申込書にご記入の上、FAXでお申込みください。折り返し受付書を返信致します。
»受講申込書(PDF)
2:お支払い方法
受講費用のお支払いは下記の通りです。ご留意ください。
 ・初回講座前に全額お振り込み頂く
 ・各講座毎に前日までにお振込頂く
※途中で欠席された場合、原則として返金致しかねますが、代理受講は構いません。

実践第一の勉強の場、これが基礎塾です

  • 分かりにくいと言われている住宅地盤ですが、実際の施工を目の前で行い、更に模型を使って分かり易く説明
    “百聞は一見にしかず”これが基礎塾の中心
  • 実際の事故例を取り上げ、「損害賠償の怖さ」と、その原因が「無知、悪い悪習」であることを解説
  • 住宅の接地圧はたかが 20〜30kN/㎡
    世の中で発生している不同沈下の原因、パターンが、目の前の敷地に合致するか否か?を判断できれば不同沈下の判断ができることを解説

各講座の午前中、実際の施工を見てもらいながら解説します
  • 土槽で平板載荷試験をして地盤への力の伝わり方を目で確認する
  • 未固化柱状改良体を観ながら…
  • SWS試験を利用したサンプリング
  • 軽量盛土工法の上を歩いてみて…
  • MS格子状地盤改良工法の掘削確認
  • 平生は見れない擁壁の裏側を見ながら・・
    普段は見れない擁壁の裏側を見ながら…
  • 砕石パイルの施工
  • 鋼管杭の打設
    鋼管杭の打設
  • どんぐり君の施工準備
    どんぐり君を用いた柱状改良の施工
午後は室内で確認

理解しやすくするための模型教材のいろいろ

  • 地盤内応力(爪楊枝で..)
  • 東海大学 藤井先生の講演
  • 公益団体の先生の講演

見学会の様子

  • 見学会(兵庫県南部地震の震災遺構)

    ①人と未来防災センター(兵庫県神戸市)
    ②野島断層保存館(兵庫県淡路市)

  • 見学会(木杭による液状化対策工法)

    ①飛鳥建設株式会社「LP-LiC工法」見学・解説
    ②前田建設工業株式会社「マルチジェット
      工法」解説

をお受けしています。
「基礎塾に参加したいが、大阪は遠いので…」、あるいは「…このテーマだけ話して欲しい」などのご要望がたくさんあります。それに応えて、ご指定の街へ塾長が出向いています。ご遠慮なくお申し出ください。
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