
住宅の不同沈下・地盤改良、自然災害による住宅被害の復旧工事等、住宅の基礎地盤の全てのご相談に応じます。WASC(ワスク)は住宅の基礎と地盤の専門会社です。
WASC高森は大阪地方裁判所において2017年9月末まで10年間、住宅地盤専門の民事調停委員を務め、多くの事件を担当し定年退任致しました。
その中で次のような事を学びました。
WASC高森は、従来から裁判用意見書を執筆してきましたが、大阪地裁10年間で学んだ事を活かして、更に「合理的な立証、読んで理解し易い意見書」を執筆し、世の中で発生している争いの早期解決に尽力したいと考えています。
いま現在、お困りの方は電話またはメールでお問い合わせください。
裁判の意見書を読ませて頂くと、執筆者により特徴があります。
いずれも「木を見て山を見ず」の主張ですから、相手方からの反論に簡単に負ける可能性があります。
住宅の不同沈下事故に多いキーワードは「盛土、埋め土、擁壁、石垣他」であり、不飽和土です。不飽和土であっても新築時地盤調査すれば支持力度は想定できますが、経時沈下量に気付いておられる方はほとんど居られません。
住宅地盤の紛争意見書を執筆する為には「住宅と敷地」(土質、宅造、建物の通常の設計施工、施工の慣例、修復方法の特徴他)を幅広く知っておく必要があります。
しかし、そのような方はごく稀ですから、背伸びをして書いた意見書は裁判途中に不合理が露呈し、一気に劣勢となる可能性があります。
本当の原因は何か?
再発しない修復が出来るか?出来るとしたらその方法と費用は?
これらに多く関わってきました。
今まで関わった不同沈下事故棟数、意見書執筆件数等を、ギネスブックに申請したら多分登録される?ぐらい多くを経験しています。
経験した全てを記憶している訳ではありませんが、次のように捉えています。
立証の為の証拠を探す事は、「TVドラマの犯人を捜す刑事」のようなもので、納得できるまで何回も現場に行く事もあり、「小さな事実こそ真相に近い」事を何回も経験しています。
長年の経験と日々の実務から事故敷地を次の通り確認しています。
「鷹のような鋭い目、蟻のような小さな目、現場100ペンの執念」で正確な事実を把握し、「公正、中立、緻密、読んで分かり易い」意見書を執筆しています。
但し、WASCの意見書は次の条件付きです。
このところ手掛けた意見書執筆は次の通りです。
訴えの概要 | 依頼頂いた方 | 多少 |
---|---|---|
隣地の工事によって自宅が傾いた (最も多い訴えであるが、立証が難しい) |
個人・法人 | 多い |
中古住宅を購入したら傾いていた | 少ない | |
建物が傾いた (原因は多岐に渡り、先入観厳禁) | かなり多い | |
地盤改良工事によって擁壁(石垣)が動いた | 少ない | |
地盤改良(柱状・表層改良、鋼管杭)した建物が傾いた (原因は未固化、膨張、不良工事、長さの不足) |
多い | |
自宅が傾いたが、地震が原因と住宅会社の回答 (地震が原因でない事が多い) |
個人 | |
傾いたので持ち揚げた住宅が再び傾いた (原因は持ち揚げ工法の選択間違い) |
||
表層改良したと言うが、品質が信用できない | ||
敷地に面した斜面がゆっくり崩れている | 少ない | |
杭を施工しているが床が水平でない |
弊社では次のプロセスを経て意見書執筆に至ります。
お問い合わせ頂いた方の多くから、「意見書費用はいくら掛かりますか?」とのストレートなご質問があります。費用が気にかかる事は十分理解できますが、「弊社で出来るか?」「どのような現場か?」「どのような調査が必要か?」を確認しなければ前へ進めません。
その為、弊社では事前に現場を見せて頂いています。
現場を見せて頂いた時、経緯等も詳しくお聴きしています。
その結果、弊社で対応出来る内容の場合は、継続して打ち合わせさせて頂いています。
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