活動の様子
地盤改良会社の要望によって施工点検と指導
定期的に数社に出向いて「常識とタブーと確率」を元に点検と指導を実施しています。
自然災害による被災状況の調査と発表、啓蒙
なにも無いときの不同沈下は防いで当たり前です。それと同時に地震、大雨などの自然の脅威からも住宅の不同沈下を防ぎたい・・これもWASCの大きな願いです。
このために大きな自然災害が発生したら、その被災地に飛んで行き、"住宅の地盤屋"の眼で被害の実態を把握しています。その中から今の私たちが活かせることを学びとって、日々の仕事に反映させています。
中越地震、能登半島地震、中越沖地震、熊本豪雨、岩手宮城内陸地震、兵庫県佐用豪雨などの被災地に行ってきました。
中越地震
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礎石の天端を滑る柱脚
山古志村役場の被害
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水田の地割れと傾斜
開口部が多い住宅の
耐震補強をどうするか?
…大金をかけるなら
いくらでも方法はあるだろうが。
熊本豪雨
- 豪雨のときの河川堤防の崩れには
パターンが決まっている。
これを考えて建築すれば
被害は減らせる。
"温故知新"はものの根本をなす大事なことです。
好きな城の石垣から、先人の工夫を学び今に活かしたく
現存する城の多くは関ケ原の戦い前後に築城されおり、約400年を経ています。
現存するということは崩れなかったということであり、それは当時の人々の命をかけた技術が結集したからです。
私の刻印探しも16年になり、刻印と共に石垣積みの工夫、技、心意気などが感じられるようになってきました。