1.コンセプト
開発当初から現在までのコンセプトの変遷は下に示す通りです。
当初は、「基礎立ち上がり部に模様を施しモルタル仕上げ無しの基礎を出来ないか」との相談から始まったため、これを目指して始動しました。
しかし、模様を施すには打ち継ぎ方法を変える必要があることが分かり、更に試験施工での住宅会社のご意見を参考に、模様施工以外の特徴を探るためにも試行錯誤を繰り返しました。
その結果、現状では当初の目的以外にも強度・耐久性・施工性・美観性の観点から10の特徴を持つ基礎工法となりました。
- 当初
- 基礎の立ち上がりに模様を付けてモルタル仕上げ無しの基礎にする
- 2020年
- 模様を付けるためには打ち継ぎを無くす必要があると気づいた
- 試験施工時に住宅会社から言われたこと
-
- 模様を付けただけでは家は売れない
- 強さだけでは家は売れない
- 現在
-
長寿命基礎
- 1
シロアリの侵入を抑える
- 2
中性化時間が長い
自然災害に強い
- 3
構造強度が大きい(一体打ちと同等)
- 4
雨水を侵入させない
見栄えが良い
- 5
表面に模様が付けられる
- 6
ひび割れが目立ちづらい
- 7
エフロレッセンスが少ない(樹脂系塗装仕上げの場合)
施工手間の軽減
- 8
モルタル仕上げなしでもOK
- 9
打ち放しでもOK
- 10
塗装仕上げなら下地処理が不要(粉塵や騒音の心配無し)
- 1